寒くなってくると、我が家の室内に野菜の栽培ボックスが出現する。
定位置は冷蔵庫の上だ。
家電製品の上に物を載せてはいけないことは承知している。
でも、我が家では温度的にバッチリな場所なんだ〜
大体18〜20℃で安定している。
箱の中身はモヤシだ。
しかもカラフル〜
緑も赤も黄色も紫も....
食べたい時に食べたい分だけ作ればいい。
モヤシやカイワレなどの発芽・新芽野菜(スプラウト)は
タネさえあればいつでもできる手軽さがいい。
野菜は自分で栽培しても、
どんなに新鮮な野菜を買ったとしても、
収穫してしまえば、もう生長しない...つまり生きていないんだよね。
収穫した時点から、どんどん水分も栄養も減っていくものなんだ。
ところが、モヤシというのは成長している途中...
つまり生きた野菜なんです。
タネは休眠していても、もちろん生きています。
しかし生きているのは発芽の機会を窺っていて、
じっと待っているんですよね。
タネはね...
親や先祖からもらった大切な遺伝情報や栄養をしっかりと守っていますが、
発芽するときには、自分が成長するために必要な栄養を新たに合成するの。
だから発芽と同時に栄養素が何倍にもアップする訳。
モヤシはもともとタネが持っている栄養と
タネが新たに作り出した栄養を両方とも得られて、
しかも生きたまま....まるごと食べることができちゃうわけ。
コレってすごくな〜い?
少ない量でも身体に必要な栄養がいっぱい入っています。
こんな素敵な野菜。
みんなに挑戦してほしいな〜
と、いうことで....
NHK出版より。趣味の園芸「やさいの時間」1月号のテキストが21日発売になります。
<失敗しないモヤシ栽培>は深町担当です。
また、特集記事で「コンパニオンプランツ入門」も書いていますので、
ぜひご購入を....
テレビの放送は来年1月13日放送です。
こちらもぜひ、お見逃しなく!